MeshCruzer

多重インターフェース機能を使って機能アップを図る*1

Flat stub subnet機能(L3ブリッジ)を使用してRMRをブリッジのように使う *1

無線LANクライアント ローミング支援機能を使ってモバイル環境で使用する*1

Linux

CRONを使って定期的にコマンドを実行させる

例1.自動定期リブート方法

有線ネットワークインタフェースのIPエイリアスを設定する

RMR700シリーズには有線インタフェースが一つしかないため、PCと接続させたいけれど、サブネットの違う別のコンピュータにもアクセスしたい時などに少し不便に感じることがあります。
そこで、1枚のNICに複数のIPアドレスを持たせる、IPエイリアスを設定する方法を紹介します。設定する方法はコマンドラインで打つ。もしくは/etc/network/interfacesファイルを変更する方法の2種類です。

同様にeth0:1,eth0:2と増やしていくことも可能です。

Traffic Controlを使う

RMRには標準でtraffic controlを行うコマンドであるtcがインストールされています。 tcの設定パラメータは非常に多いため、ここでの説明は省きますが、一つだけテストをしてみます。
eth0に1Mbpsの帯域制限をかけて、iperfを実行してみます。

RMR:~# tc qdisc add dev eth0 root tbf rate 1Mbit burst 20Kb limit 20Kb
RMR:~# iperf -c 192.168.12.10 -i 1 -t 10
------------------------------------------------------------
Client connecting to 192.168.12.10, TCP port 5001
TCP window size: 16.0 KByte (default)
------------------------------------------------------------
[  5] local 192.168.12.1 port 3580 connected with 192.168.12.10 port 5001
[  5]  0.0- 1.0 sec    176 KBytes  1.44 Mbits/sec
[  5]  1.0- 2.0 sec    120 KBytes    983 Kbits/sec
[  5]  2.0- 3.0 sec    120 KBytes    983 Kbits/sec
[  5]  3.0- 4.0 sec    112 KBytes    918 Kbits/sec
[  5]  4.0- 5.0 sec    104 KBytes    852 Kbits/sec
[  5]  5.0- 6.0 sec    120 KBytes    983 Kbits/sec
[  5]  6.0- 7.0 sec    120 KBytes    983 Kbits/sec
[  5]  7.0- 8.0 sec    120 KBytes    983 Kbits/sec
[  5]  8.0- 9.0 sec    120 KBytes    983 Kbits/sec
[  5]  9.0-10.0 sec    112 KBytes    918 Kbits/sec
[  5]  0.0-10.1 sec  1.20 MBytes  1000 Kbits/sec

それらしい値になりました。他にもオプションが数多くあり、TOS値やプロトコル毎に帯域制御を行うことも可能で非常に便利な機能です。

Virtual Access Pointを使う

[注意事項]
本機能はatherosカードをお使いの場合のみ、使用できます。

atherosチップ用のドライバである、madwifiはカード一枚に対して、仮想的に複数のアクセスポイントを作成することができます。インタフェースを作成する際、wlanconfigコマンドは以下の書式になります。

wlanconfig [インタフェース名] create wlandev [無線カード名] wlanmode [モード]

無線カード一枚に対して、ath0(アクセスポイント)、ath1(アクセスポイント)を作成する時は

$wlanconfig ath0 create wlandev wifi0 wlanmode ap
$wlanconfig ath1 create wlandev wifi0 wlanmode ap

のようにして、インタフェースを作成し、個別にIPアドレスやSSIDを設定します。カードは1枚ですので、wlandevの引数が同じ"wifi0"になります。 また、interfacesファイルの書式はリンクを参考にしてください。

Access PointでMACアドレスフィルタリングを使う

[注意事項]
本機能はatherosカードをお使いの場合のみ、使用できます。

RMRをアクセスポイントとして使用する際、セキュリティの観点などから、指定したmacアドレス以外の接続を許可しない事が可能です。
ath0がアクセスポイントとして設定されていると仮定します。

Access PointでステルスESSIDを設定する

[注意事項]
本機能はatherosカードをお使いの場合のみ、使用できます。

RMRをアクセスポイントとして使用する際、セキュリティの観点からESSIDをブロードキャストしたくない場合には以下のように設定することで、ESSIDのブロードキャストを止めることができます。

$iwpriv ath0 hide_ssid 1

RMRの起動時に設定される場合は以下を参考にして、interfacesファイルを書き換えてください。

auto ath0
iface ath0 inet static
	 pre-up wlanconfig ath0 destroy
	 address 192.168.1.1
	 netmask 255.255.255.0
	 broadcast 192.168.1.255
	 pre-up wlanconfig ath0 create wlandev wifi0 wlanmode ap
	 pre-up iwconfig ath0 essid "accesspoint" channel 1 
	 pre-up iwpriv ath0 hide_ssid 1


*1  MeshCruzer version 2.2以降

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