[[Thinktube-Wiki]] *平面アンテナを使用した屋外マルチホップ検証 [#y1d920d1] 距離1km、ほぼ直線のマルチホップ環境下でのメッシュ無線LAN通信において、~ 1Mbps以上のスループットを目標値とした性能検証を行いました。~ -実験の概要環境 &ref(); &ref(); #br -用いた実験設備 --通信機(RokkoMeshRouter) --アンテナ・通信機取り付け用ポール --平面アンテナ #br 無線LANの使用チャネルは全実験通してch11を使用した。~ -実験1(距離600m) --実験方法 #br RMR4台を用いてネットワークを敷設した。~ 全て同一チャネル、同一ESSIDを使用。~ 600m地点のRMRに有線LANで接続したPCと、中継RMRを介して0m地点に接続したPC間において~ iperfを用いて無線間のスループットの計測を行った。~ 通信機の配置はそのままで、アンテナ高さを2.5m/3.0mに変化させた。~ Iperfによる計測はTCP/UDP各3回ずつ行った。~ -構成 &ref(); -実験結果 総通信距離:600m~ アンテナ高さ:2.5m~ |プロトコル\回数| |1回目 | |2回目 | |3回目 | |TCP | |1.93Mbps | |1.95Mbps | |3.14Mbps | |UDP(4.0Mbps送信)| |2.94Mbps | |3.89Mbps | |2.80Mbps | l 考察 当実験は1000mの本番検証の事前検証として実施しました。 同一チャネルを用いた環境で上記値を得たことは、基本的には満足できる結果であると考えます。 複数チャネルを使用する構成であれば、受信スループットは倍増を期待することが可能です。 1.4.2.5 実験2 (距離:1000m, ノード数:6) l 実験方法及び構成 l RMR6台を用いてネットワークを敷設した。 l スループット計測方法は実験1と同じ。