RMR700-技術情報
Linux †
CRONを使って定時にコマンドを実行させる (例.自動リブート) †
- 設定ファイル : /ro/var/spool/cron/crontabs/root
- 設定方法 : 対象RMRへWebブラウザでアクセスし”Edit File"で上記ファイル名を指定する
- 設定例 : 以下の設定では毎日 3 時、20時30分の2 回、自動リブートを行わせています
# crontab for root
SHELL=/bin/bash
PATH=/usr/bin:/bin:/sbin:/usr/sbin:/usr/local/bin:/usr/local/sbin
#
# M H D M DOW COMMAND
#
# Update WiFiAdmin rrds every 5 minutes
#
*/5 * * * * php /var/www/admin/create-update-rrds.php > /dev/null 2>&1
*/5 * * * * /usr/local/bin/meshzalive > /dev/null 2>&1
0 3 * * * /sbin/reboot
30 20 * * * /sbin/reboot
- 確認方法:
変更内容はRMRをリブートするまで反映されません。
RMRをリブート後、RMRへsshログインして"crontab -l"コマンドを実行し更新が反映されていることを確認します。
Watch Dogタイマーの設定を変更する †
有線ネットワークインタフェースのIPエイリアスを設定する †
RMR700シリーズには有線インタフェースが一つしかないため、PCと接続させたいけれど、サブネットの違う別のコンピュータにもアクセスしたい時などに少し不便に感じることがあります。
そこで、1枚のNICに複数のIPアドレスを持たせる、IPエイリアスを設定する方法を紹介します。設定する方法はコマンドラインで打つ。もしくは/etc/network/interfacesファイルを変更する方法の2種類です。
同様にeth0:1,eth0:2と増やしていくことも可能です。
無線LAN 関連 †
WEPパスワードの設定 †
RMRではASCII文字でパスワードを設定された場合、小文字のアルファベット[a-
z]、大文字のアルファベット[A-Z]、数字[0-9]が使用可能です。
パスワードの長さは5文字、13文字、16文字のいづれかを選択して設定可能です。
以下は/etc/network/interfacesのWEPキー設定例です。ASCII文字で設定される
場合、s:"キー"のように頭にs:が必要です。
16進数で設定された場合、16進数の値[0-f]が使用可能です。
パスワードの長さは10桁、26桁、32桁のいづれかを選択して設定可能です。
ダイバーシティ・アンテナ構成のオン・オフ設定 †
ダイバーシティHW構成(オプション)でRMRをご利用いただいている場合は以下のファイル設定でダイバーシティ機能のオン/オフが可能です
Access PointでMACアドレスフィルタリングを使う †
[注意事項]
本機能はatherosカードをお使いの場合のみ、使用できます。
RMRをアクセスポイントとして使用する際、セキュリティの観点などから、指定したmacアドレス以外の接続を許可しない事が可能です。
ath0がアクセスポイントとして設定されていると仮定します。
Access PointでステルスESSIDを設定する †
[注意事項]
本機能はatherosカードをお使いの場合のみ、使用できます。
RMRをアクセスポイントとして使用する際、セキュリティの観点からESSIDをブロードキャストしたくない場合には以下のように設定することで、ESSIDのブロードキャストを止めることができます。
$iwpriv ath0 hide_ssid 1
RMRの起動時に設定される場合は以下を参考にして、interfacesファイルを書き換えてください。
auto ath0
iface ath0 inet static
pre-up wlanconfig ath0 destroy
address 192.168.1.1
netmask 255.255.255.0
broadcast 192.168.1.255
pre-up wlanconfig ath0 create wlandev wifi0 wlanmode ap
pre-up iwconfig ath0 essid "accesspoint" channel 1
pre-up iwpriv ath0 hide_ssid 1
Virtual Access Pointを使う †
[注意事項]
本機能はatherosカードをお使いの場合のみ、使用できます。
atherosチップ用のドライバである、madwifiはカード一枚に対して、仮想的に複数のアクセスポイントを作成することができます。インタフェースを作成する際、wlanconfigコマンドは以下の書式になります。
wlanconfig [インタフェース名] create wlandev [無線カード名] wlanmode [モード]
無線カード一枚に対して、ath0(アクセスポイント)、ath1(アクセスポイント)を作成する時は
$wlanconfig ath0 create wlandev wifi0 wlanmode ap
$wlanconfig ath1 create wlandev wifi0 wlanmode ap
のようにして、インタフェースを作成し、個別にIPアドレスやSSIDを設定します。カードは1枚ですので、wlandevの引数が同じ"wifi0"になります。
また、interfacesファイルの書式はリンクを参考にしてください。
その他 †
シリアルコンソールのボーレートを変更する。 †
RMRは標準でボーレートが19200bpsに設定されているため、出力される際に少しコマ送りになります。そこで、RMRのシリアルボーレートを57600bpsに変更してみます。
[注意事項]
本ドキュメントの内容に基づき、導入、設定、運用を行なったことにより損害が生じた場合でも、弊社はその損害についての責任を負いません。あくまでお客様のご判断にてご使用ください。
BIOSの設定などを変更しますので、慎重に作業を行ってください。
- BIOS
BIOSの画面が出てる間にCtrl+Pを押します。
comBIOS ver. 1.28 20050529 Copyright (C) 2000-2005 Soekris Engineering.
net4801
0128 Mbyte Memory CPU Geode 266 Mhz
Pri Mas 128MB ATA Flash Disk LBA 977-8-32 125 Mbyte
Slot Vend Dev ClassRev Cmd Stat CL LT HT Base1 Base2 Int
-------------------------------------------------------------------
0:00:0 1078 0001 06000000 0107 0280 00 00 00 00000000 00000000
0:06:0 100B 0020 02000000 0107 0290 00 3F 00 0000E101 A0000000 10
0:14:0 168C 001B 02000001 0116 0290 08 3C 00 A0010000 00000000 11
0:15:0 168C 001B 02000001 0116 0290 08 3C 00 A0020000 00000000 05
0:18:2 100B 0502 01018001 0005 0280 00 00 00 00000000 00000000
0:19:0 0E11 A0F8 0C031008 0117 0280 08 38 00 A0030000 00000000 09
comBIOS Monitor. Press ? for help.
>
以下のコマンドでボーレートが変更できます。電源をぬき差しして、再起動すると変更されます。
> set ConSpeed=57600
- grub
$remountrw
$vi /boot/grub/menu.lst
default 0
timeout 3
serial --device=/dev/ttyS0 --speed=19200 --word=8 --parity=no --stop=1
terminal serial
title RMR_Thinktube Partition 1
root (hd0,0)
kernel /boot/vmlinuz root=/dev/hda1 console=ttyS0,19200n8
speedやconsoleの19200をすべて57600に変更。
default 0
timeout 3
serial --device=/dev/ttyS0 --speed=57600 --word=8 --parity=no --stop=1
terminal serial
title RMR_Thinktube Partition 1
root (hd0,0)
kernel /boot/vmlinuz root=/dev/hda1 console=ttyS0,57600n8
- システム
$remountrw
$vi /etc/inittab
以下の行を探します。
# Example how to put a getty on a serial line (for a terminal)
#
T0:23:respawn:/sbin/getty -L ttyS0 19200 vt100
#T1:23:respawn:/sbin/getty -L ttyS1 9600 vt100
これを57600に変更。
T0:23:respawn:/sbin/getty -L ttyS0 57600 vt100
再起動したらターミナルソフトのボーレートも57600に変更しておきます。ifconfigコマンドなどで出力が早くなったのを確認してみてください。BIOSの設定を変更したく無い場合には2,3だけ変更してもOKです。(ただし、BIOSの画面で文字化けします)
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