シリアルコンソールでRMRにログインする

  • 準備する機材:
    • RMRとPCをシリアルケーブルで接続する場合
      • PC
      • シリアルケーブル
    • PCにRS-232Cインタフェースが無く、USBで接続する場合
      • PC
      • シリアルケーブル(クロスタイプ:インターリンクケーブルと呼ばれることが多い)
      • シリアルUSB変換アダプタ(オススメ:ELECOM UC-SGT)
        変換アダプタを使用する場合には別途ドライバが必要になります。windowsの場合はドライバが公開されています。Linuxの場合にはpl2303ドライバがコンパイルされている必要があります。もっとも、最近のカーネルイメージでは標準でコンパイルされているようです。以下のコマンドでパスが出力されればOKです。
        matsuyama@Grissom:~$ modprobe -l | grep pl2303
        kernel/drivers/usb/serial/pl2303.ko
  • ターミナルソフト
    • Windows
      標準でハイパーターミナルがインストールされています。他にもteratermというフリーのターミナルソフトがあります。
    • Linux
      Minicomというアプリケーションがありますので、それをインストールします。
      $sudo aptitude install minicom
  • 手順
    • PCとRMRを上記ケーブルで接続する。
    • ターミナルソフトを起動する。
    • インタフェースの設定を行い接続する。
      ボーレート:19200
      文字サイズ:8ビット
      パリティ:なし
      ストップビット:1ビット

ネットワーク経由でRMRにWebログインする

PCからWebブラウザーでRMRにログインすることができます。httpではなくhttpsを使ってください。詳細は「RMRユーザーズ・ガイド」を参照ください。

例 https://192.168.171.1 


ネットワーク経由でRMRにsshログインする

RMRには標準でsshデーモンが起動しているため、sshクライアントを用いてリモートログインが可能です。以下に各OSのsshクライアントを紹介しておきます。また、デフォルトではユーザー、パスワード共にrootになっています。

ネットワーク構成を変更する

一時的に変更したい場合(リブートすると元の設定に戻ります)

上述の方法でRMRにsshログインし、無線LANのチャネル、ESSIDなどはコマンドで動的に変更することができます。メッシュ用インターフェースを除きIPアドレスも一時変更することは可能ですが、メッシュ用インターフェースはできません。

例. iwconfig ath1 essid hotspot01 channel 1
    ifconfig eth0 192.168.1.1 

設定ファイルを変更する場合

RMRのネットワーク設定は主にlinuxの持つ/etc/network/interfacesファイルとMeshCruzer用の設定ファイルである/usr/local/etc/meshz.confで設定されています。ここではinterfacesファイルにフォーカスを当てます。meshz.confファイルの設定変更については「RMRユーザーズ・ガイド」を参照してください。

  • 作業手順
    • RMRへPCからWebログインする(上述)
    • 画面左にある"Edit/Upload File"を選択する
    • 画面上部にある”Edit File"のテキスト欄に /etc/network/interfaces と入力して"Edit"ボタンをクリックする
    • 画面に表れた内容を変更後、"Commmit Changes"ボタンをクリック
    • 更新内容はRMRをリブート後に反映されます
  • 有線インタフェース
    auto eth0 <--- 起動時に立ち上がる用に
    iface eth0 inet static <--- dhcpでアドレスを取得する場合はinet dhcp
    	 address 192.168.1.100
    	 netmask 255.255.255.0
    	 broadcast 192.168.1.255

RMR502を除く全てのRMRシリーズでは無線LANカードはAtherosチップ無線LANカードを採用しています。 参考:RMR502(現在は販売していません)ではPrismチップ無線LANカードを採用していました。

  • 無線インタフェース(atheros)
    atherosカードの場合、madwifiドライバを使用しています。madwifiドライバは少し特殊で、wlanconfigコマンドを使ってインタフェースを作成後にアドレスを設定します。prismドライバとは違い、wlanconfigの時点で無線インタフェースのモードを固定する必要があります。(iwconfigで変更はできません)
    auto ath0 <--- atherosカードの場合、名前がathXになります
    iface ath0 inet static
    	 pre-up wlanconfig ath0 destroy <--- インタフェースを初期化
    	 address 192.168.1.100
    	 netmask 255.255.255.0
    	 broadcast 192.168.1.255
    	 pre-up wlanconfig ath0 create wlandev wifi0 wlanmode adhoc <--- インタフェースを作成
    	 pre-up iwconfig ath0 essid "mesh" channel 1 
    参考:無線インタフェースのモードには主に4種類あります
    mode説明
    Managedクライアント
    Masterアクセスポイント
    Ad-hocアドホック
    Monitorパッシブモニター


  • 無線インタフェース(prism) 
    auto eth1 
    iface eth1 inet static
    	 address 192.168.1.100
    	 netmask 255.255.255.0
    	 broadcast 192.168.1.255
    	 pre-up iwconfig eth1 essid "mesh" channel 1 mode ad-hoc
    	 pre-up iwconfig eth1 key 1111-2222-3333-4444 <--- WEPキー
    	 pre-up iwconfig eth1 key s:password <--- asciiの場合はs:を付けます
    iwconfigの書式はこちらを参考にしてください。
  • ブリッジ 例ではeth0とeth1をブリッジにしています。eth0とeth1にはアドレスは設定しません。
    auto br0
    iface br0 inet static
    	address 192.168.1.100
    	netmask 255.255.255.0
    	broadcast 192.168.1.255
    	bridge_ports eth0 eth1
    	bridge_fd 5
    	bridge_stp off

DNSを設定する

以下の様な書式で/ro/etc/resolv.confにnameserverを加えてください。
註: 更新するのは/etc/resolv.confファイルではありません。

  • 作業手順
    • RMRへPCからWebログインする(上述)
    • 画面左にある"Edit/Upload File"を選択する
    • 画面上部にある”Edit File"のテキスト欄に /ro/etc/resolv.conf と入力して"Edit"ボタンをクリックする
    • 画面に表れた内容を変更後、"Commmit Changes"ボタンをクリック
      nameserver 10.0.1.1
      nameserver 192.168.1.101

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Last-modified: 2009-07-18 (土) 21:39:35 (5393d)