シリアルコンソールでRMRにログインする †
- 準備する機材:
- RMRとPCをシリアルケーブルで接続する場合
- PCにRS-232Cインタフェースが無く、USBで接続する場合
ネットワーク経由でRMRにWebログインする †
PCからWebブラウザーでRMRにログインすることができます。httpではなくhttpsを使ってください。詳細は「RMRユーザーズ・ガイド」を参照ください。
例 https://192.168.171.1
ネットワーク経由でRMRにsshログインする †
RMRには標準でsshデーモンが起動しているため、sshクライアントを用いてリモートログインが可能です。以下に各OSのsshクライアントを紹介しておきます。また、デフォルトではユーザー、パスワード共にrootになっています。
ネットワーク構成を変更する †
一時的に変更したい場合(リブートすると元の設定に戻ります) †
上述の方法でRMRにsshログインし、無線LANのチャネル、ESSIDなどはコマンドで動的に変更することができます。メッシュ用インターフェースを除きIPアドレスも一時変更することは可能ですが、メッシュ用インターフェースはできません。
例. iwconfig ath1 essid hotspot01 channel 1
ifconfig eth0 192.168.1.1
設定ファイルを変更する場合 †
RMRのネットワーク設定は主にlinuxの持つ/etc/network/interfacesファイルとMeshCruzer用の設定ファイルである/usr/local/etc/meshz.confで設定されています。ここではinterfacesファイルにフォーカスを当てます。meshz.confファイルの設定変更については「RMRユーザーズ・ガイド」を参照してください。
RMR502を除く全てのRMRシリーズでは無線LANカードはAtherosチップ無線LANカードを採用しています。 参考:RMR502(現在は販売していません)ではPrismチップ無線LANカードを採用していました。
- 無線インタフェース(atheros)
atherosカードの場合、madwifiドライバを使用しています。madwifiドライバは少し特殊で、wlanconfigコマンドを使ってインタフェースを作成後にアドレスを設定します。prismドライバとは違い、wlanconfigの時点で無線インタフェースのモードを固定する必要があります。(iwconfigで変更はできません)
auto ath0 <--- atherosカードの場合、名前がathXになります
iface ath0 inet static
pre-up wlanconfig ath0 destroy <--- インタフェースを初期化
address 192.168.1.100
netmask 255.255.255.0
broadcast 192.168.1.255
pre-up wlanconfig ath0 create wlandev wifi0 wlanmode adhoc <--- インタフェースを作成
pre-up iwconfig ath0 essid "mesh" channel 1
参考:無線インタフェースのモードには主に4種類あります
mode | 説明 |
Managed | クライアント |
Master | アクセスポイント |
Ad-hoc | アドホック |
Monitor | パッシブモニター |
- 無線インタフェース(prism)
auto eth1
iface eth1 inet static
address 192.168.1.100
netmask 255.255.255.0
broadcast 192.168.1.255
pre-up iwconfig eth1 essid "mesh" channel 1 mode ad-hoc
pre-up iwconfig eth1 key 1111-2222-3333-4444 <--- WEPキー
pre-up iwconfig eth1 key s:password <--- asciiの場合はs:を付けます
iwconfigの書式はこちらを参考にしてください。
- ブリッジ
例ではeth0とeth1をブリッジにしています。eth0とeth1にはアドレスは設定しません。
auto br0
iface br0 inet static
address 192.168.1.100
netmask 255.255.255.0
broadcast 192.168.1.255
bridge_ports eth0 eth1
bridge_fd 5
bridge_stp off
DNSを設定する †
以下の様な書式で/ro/etc/resolv.confにnameserverを加えてください。
註: 更新するのは/etc/resolv.confファイルではありません。