matsuyama@Grissom:~$ modprobe -l | grep pl2303 kernel/drivers/usb/serial/pl2303.ko
$sudo aptitude install minicom
ボーレート:19200 文字サイズ:8ビット パリティ:なし ストップビット:1ビット
RMRには標準でsshデーモンが起動しているため、sshクライアントを用いてリモートログインが可能です。以下に各OSのsshクライアントを紹介しておきます。また、デフォルトではユーザー、パスワード共にrootになっています。
$sudo aptitude install ssh $ssh root@192.168.91.1
RMRのネットワーク設定は主にlinuxの持つ/etc/network/interfacesファイルとMeshCruzer用の設定ファイルである/usr/local/etc/meshz.confで設定されています。ここではinterfacesファイルにフォーカスを当てます。
auto eth0 <--- 起動時に立ち上がる用に iface eth0 inet static <--- dhcpでアドレスを取得する場合はinet dhcp address 192.168.1.100 netmask 255.255.255.0 broadcast 192.168.1.255弊社で提供している無線カードは現在2種類あり、カード毎に別のドライバを使用しています。
auto eth1 iface eth1 inet static address 192.168.1.100 netmask 255.255.255.0 broadcast 192.168.1.255 pre-up iwconfig eth1 essid "mesh" channel 1 mode ad-hoc pre-up iwconfig eth1 key 1111-2222-3333-4444 <--- WEPキー pre-up iwconfig eth1 key s:password <--- asciiの場合はs:を付けますiwconfigの書式はリンクを参考にしてください。ちなみに、無線インタフェースのモードには主に4種類あり
mode | 説明 |
Managed | クライアント |
Master | アクセスポイント |
Ad-hoc | アドホック |
Monitor | パッシブモニター |
auto ath0 <--- atherosカードの場合、名前がathXになります iface ath0 inet static pre-up wlanconfig ath0 destroy <--- インタフェースを初期化 address 192.168.1.100 netmask 255.255.255.0 broadcast 192.168.1.255 pre-up wlanconfig ath0 create wlandev wifi0 wlanmode adhoc <--- インタフェースを作成 pre-up iwconfig ath0 essid "mesh" channel 1
auto br0 iface br0 inet static address 192.168.1.100 netmask 255.255.255.0 broadcast 192.168.1.255 bridge_ports eth0 eth1 bridge_fd 5 bridge_stp off
以下の様な書式で/etc/resolv.confにnameserverを加えてください。2行入れると2行目がセカンダリになります。
$remountrw $vi /etc/resolv.conf nameserver 192.168.1.1 nameserver 192.168.1.2
RMRの中核機能であるMeshCruzerの設定についての説明です。ファイル可能場所のパスは/usr/local/etc/meshz.confになります。
パラメータ名 | 説明 |
node_name | MeshVista上で表示されるRMRの名前になります。 |
adhoc_interface | meshネットワークで用いるインタフェースです。複数登録する事も可能です。 |
ip_address | 先ほど登録したインタフェースのIPアドレスです。/etc/network/interfacesで別のIPアドレスを設定した場合、上書きされますが、念の為同じIPアドレスで設定してください。 |
adhoc_gateway*1 | meshネットワークのゲートウェイIPアドレスを設定します。 |
mesh_gateway*2 | meshネットワークのゲートウェイかどうかの設定です。yesの場合にはmeshゲートウェイになります。 |
link_min_rssi | RMR間で通信を行う際、この閾値以下の信号強度で受信されたパケットはディスカードされます。値の単位は無次元です。 |
link_min_rate | RMR間で通信を行う際、この閾値以下の無線速度で受信されたパケットはディスカードされます。値の単位はMbpsです。 |
link_pref_rssi*2 | RSSIの期待値を設定します。期待値以下のパケットを受け取るごとに、隣接リンクのサービスレベルが減少します。 サービスレベルの低いリンクは経路として選択されにくくなります。値の単位は無次元です。 |
link_pref_dbm*2 | link_pref_rssiをdBm単位で設定します。 ただし、atherosカードを使用の場合のみ、有効です。値の単位はdBmです。 |
auto_reboot_after_stranded | 周囲に隣接ノードが無い状態が、指定した時間継続した場合に再起動を行います。値の単位は秒です。 |
auto_reboot_after_no_route_to_gw | ゲートウェイ・ノードまでの経路が無い状態が、指定した時間継続した場合に再起動を行います。値の単位は秒です。 |
RMRにログインし、コマンドラインからMeshCruzerのパラメータを変更する方法です。meshzctlコマンドを用いて操作します。変更は一時的なもので、設定ファイルには変更は保存されません。
例-1(引数無し)
$meshzctl version
例-2(引数あり)
$meshzctl link_min_rssi 30
コマンド名 | 説明 |
version | MeshCruzerのバージョン情報を表示します。 |
intf | ネットワーク・インタフェース情報を表示します。 |
link | 隣接ノードへのリンク情報リストを表示します。 |
nbr | 隣接ノード情報を表示します。 |
aodv | AODVプロトコルが管理する経路情報を表示します。 |
route | 全体の経路情報を表示します。 |
stub | stub subnetの情報を表示します。 |
link_min_rssi | MeshCruzerのRSSI閾値を表示・変更します。 引数無しの場合、現在設定されている値を表示します。また、引数に任意の数字を取ることで、一時的に閾値を変更することができます。 |
link_min_rate | MeshCruzerのRate閾値を表示・変更します。 引数無しの場合、現在設定されている値を表示します。また、引数に任意の数字を取ることで、一時的に閾値を変更することができます。 |
link_pref_rssi*2 | MeshCruzerのRSSI期待値を表示・変更します。 引数無しの場合、現在設定されている値を表示します。また、引数に任意の数字を取ることで、一時的に期待値を変更することができます。 |
link_pref_dbm*2 | MeshCruzerのRSSI期待値をdBm単位で表示・変更します。 引数無しの場合、現在設定されている値を表示します。また、引数に任意の数字を取ることで、一時的に期待値を変更することができます。 |